はじめに
今回ご紹介するのは、音楽レーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属の
花譜さんのチャンネルより
2019年1月9日に投稿された「魔女」です。
作詞作編曲は、ボカロPとしても知られる音楽家のカンザキイオリさんです。
楽曲について
イントロはピアノとストリングスの穏やかな音から始まり、
ギター、ベース、ドラムが入ってきて厳かなサウンドでAメロに向けて盛り上げていきます。
これは魔法だ
魔女 花譜
生きた日々を忘れた私の奇跡だ
1Aから唯一無二の歌声で一気にその世界観へ引き込んでいく力がありますね。
1Bではベースのリズムに合わせてギターのブリッジミュートを交えたフレーズと退廃的な歌詞がより曲の魅力を加速させていくように感じます。
サビでは言葉を一言ずつ噛み締めるような確かな力強さが込められています。
息の音をあえて残して緊張感を高める演出としてエディットされていますね。
2Aでは左にストリングス、右にはイントロ、間奏と同じく、ピアノのループしているフレーズが入り、1Aとはまた違った雰囲気が出ています。
連なる産声が文字列に成り舞っている
魔女 花譜
2サビでは他のアーティストではあまり見られないタイミングに震え声のようなビブラートが非常に特徴的でエモーショナルですね。
今己を証明する言葉に魂はあるか?
魔女 花譜
1Bの最後で使われていた歌詞の一部がラスサビ前にも反復されています。
たとえ言葉でも、繰り返された上に違ったメロディーで聞くと非常に印象に残りやすいですね。
この曲中で最も伝えたいことの一つなのかもしれません。
答えて 歌って 電子の海を舞い踊って
魔女 花譜
ラスサビは全体的に1サビ、2サビとは違ったメロディーで構成されていますが、
「踊って」の部分に意表を突くような音程が差し込まれているのが非常に面白いですね。
補足解説
keyがC#なのに対して、Bの音が入っているので、keyの構成音には無い音ですね。
制作側のアレンジ、歌唱の技術が光るテクニカルな部分です。
最後に
いかがだったでしょうか?
魔女には様々なバリエーションがあり、ライブでのアレンジ変更や
同じ事務所のユニット「V.W.P」で歌唱したバージョンがありますので下記にご紹介させていただきます。
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